インターネットショップ経営は儲かるのか?儲からないのか?
これからインターネットショップを開業しようと思っている人に、ネットショップ業界の原状や将来性などをわかりやすく紹介したいと思います。
管理人の評価は★4です。インターネットショップはまだまだ伸びしろがある、将来性がある業種だと思っています。リスクが低く低予算で開業できますが、安定するまでは時間がかかるようです。
インターネットショップを開業する時に、開業資金を左右する大きな決め手はフランチャイズに加盟するか否かですが、一体どちらが得なのでしょうか。ここでは、フランチャイズに加盟する際必要になる加盟金や研修費・宣伝費など大まかな料金を比較してみます。
【加盟金】だいたい0円~100万円
開業資金を抑えたいという人には、0円で加盟できるフランチャイザーもあります。知名度はどうか、その後のロイヤリティは高くないかなど、吟味して納得のいくフランチャイザーを選びましょう。
【店舗】家賃が月々0~20万円程度
ネットショップの場合、基本的に実店舗は不要で、在庫を保管したり梱包する場所があれば自宅でも営業が可能です。在庫が増えてきたら倉庫やレンタルコンテナを借りることもあります。自分で店舗を持っている人の場合は毎年固定資産税が掛かります。
【研修費】約0~10万円程度
業界未経験の人は本部の研修を受けることにより、パソコンの操作方法から運営マニュアルや経営ノウハウを身につけることができます。
【広告宣伝費】5万円程度
広告掲載料を本部へ支払うケースと、フランチャイズごとに自ら広告を出すケースがあります。扱う商品によってWEB広告や紙媒体の広告など宣伝方法は様々です。
【運営ツール費用】2~4万円程度
ネットショップはたくさんの品数を販売をするため、在庫管理ソフトなどが必要になる場合があります。複数のショッピングモールを一括で在庫管理することによって作業の効率化が図れます。
『フランチャイズの窓口』で紹介されているネットショップの開業資金例
Route Demain |
275,000円~ |
---|---|
ADOLOG |
118,800円~ |
Shop Gate |
250,000円 |
この3つのフランチャイズのネットショップはフランチャイズ支援サイトの『フランチャイズの窓口』で資料請求することが可能です。フランチャイズ選びは初期投資に必要なお金はもちろん、本部からのサポートなど様々なことを比較して決めることをおすすめしています。
資料で内容を比較して、自分の希望するフランチャイズに出会ったのなら、説明会に参加してさらに詳しい情報を聞き出すということがフランチャイズを決定するまでの一連の流れとなっています。
\人気のフランチャイズがすぐわかる/
インターネットショップ事業で独立するのが初めてでやっていけるのか不安という人のために、リスクを回避するための安心な仕組みがあります。
「仕入は売れてからでもOK」
ネットショッピング系フランチャイズのほとんどには、無在庫販売に対応しているので在庫を持つリスクはありません。
これは、お客様から注文が入ってから商品を仕入れられる仕組みのことで、在庫を保管しておく場所の節約と、余計な仕入をせずに済む効果があります。
「パソコンが苦手でもOK」
ネットショップ業は、実店舗が要らないないため、一般的な販売業よりは手軽に開業することができます。フランチャイズに加盟することにより、WEBサイト作りの基礎から学べるので初めて独立する人には有効と言えます。
最初は一人で開業し、売上が上がるとともに在庫を増やし、倉庫を広げ、従業員を増やしていくというのが一般的です。1ヶ月の売上が10万、30万、50万、100万と上がってきたら、スタッフを雇い300万、500万、1000万を目指していきます。
『フランチャイズWEBリポート』で紹介されているネットショップの例
インターネット販売支援 Netエール(株式会社CCR)は現在、全国に75店舗あり直営店も8店舗と数年でとても伸びている会社です。本部は年間売上10億円を超えるネットショップを運営しているので、ネットショップの運営ノウハウは充分あります。
初期費用 |
275,000円 |
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会費 |
11,000円/月 |
日本の卸・メーカーからの仕入れはもちろん、中国の卸サイト「アリババ」からの仕入れも中間マージンなしで本部が代行してくれます。また、本部からのサポートも充実しており、ホームページの基礎から画像の加工に至るまで、売れるしくみを伝授してくれるので、未経験の方も副業からのスタートも安心です。
Netエール(株式会社CCR)の資料請求ができるフランチャイズ支援サイトは『フランチャイズWEBリポート』です。安定的に収入が得られるストックビジネスが多数掲載されているので、複数の会社の資料請求をして比較することをおすすめします。
\100件以上のフランチャイズから選べる/
ネットショップは開業しやすいのか開業時・将来性・安定性の3点から見てみましょう。
総合評価★★★★☆
開業時★★★★★
インターネットショップの開業は簡単です。小さな商品など扱う商品によっては在庫を持たずに販売できるものもあるので、パソコンが使える環境さえあれば自宅などで一人でも開業ができます。作業をする時間も比較的自由なので、学生や主婦など副業で行う人も多くいます。
将来性★★★★★
インターネットショップ業界の出店数は右肩上がりです。新品商品だけでなく中古商品やハンドメイド商品も取り扱ったり、品物だけでなくあらゆるサービスや情報など、売られる商品も様々です。その中で、自分のお店も時代の流れにうまく適応しながら生き残っていくには時代のニーズにうまく適応していくことが最も重要です。
安定性★★★★☆
ネットショップを出店して安定するまでには、5年かかると言われています。比較的リスクが低く低予算で始められるので、出店する人は多いですが、1年続かないか、3年と持たないのがほとんどです。5年続けば売上も安定してくるので、倉庫を広げて在庫を増やしたり、人も増やすことも可能です。
インターネットショップの1ヶ月の売上は0~億まで幅が広いと言われています。扱う商品や取引先によっても異なりますが、この中から5~6割程度が仕入に掛かります。
おおまかに、1000万円×12ヶ月=1億2000万円が年間の売上だとすると、仕入金額だけでも年に6000~7200万円掛かるということです。売上から買取金額を差し引いた金額から、オーナーは以下の必要経費を支払います。
年間の固定経費(概算)
人件費 | 288万円(月給8万円×3人=24万円×12ヶ月) |
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家賃・水道光熱費 | 240万円(月20万円×12ヶ月) |
広告宣伝費 | 60万円(月5万円×12ヶ月) |
ネットショッピングモール維持費 | 360万円(月30万円×12ヶ月) |
配送料 | 100万円(月500円×2000件) |
合計 | 1,048万円/年 |
上記金額は全て概ねの金額で多い場合も少ない場合もあります。その他、売上に対するロイヤリティや梱包資材や店舗で使用する消耗品費や雑費も当然オーナー負担となります。
フランチャイズに加盟せずにネットショップを開業するには?
加盟金やロイヤリティを支払う・・・という部分でフランチャイズ加盟を迷っているのであれば、自分でネットショップを開業して経営するという手段もあります。
BASE
CMでもおなじみのBASEなら、たった30秒で自分のオリジナルショップを開設することができます。しかも、売るものがなくても大丈夫!商品製造も支援してくれます。さらに、月額費用もないため「初心者でもリスクなしで始められる」ということで、ネットショップ開設実績3年連続No.1!90万ショップ突破!という急成長を遂げています。
カラーミーショップ
もしも、売る商品が決まっていて手作りのものの場合は、「カラーミーショップ」も初期費用・月額費用無料の「フリープラン」があるのでおすすめです。WEBメディアやYouTubeチャンネルにて運営ノウハウを提供してもらうこともできて、初めてのショップ経営のサポートも万全です。
インターネットショップのフランチャイズに加盟するメリットは3つです。
メリット
インターネットショップのフランチャイズに加盟するデメリットは2つです。
デメリット
インターネットショップのフランチャイズに加盟せず独自の屋号で独立した場合は、本部のバックアップは一切ないので仕入から販売だけでなく、宣伝活動や人材育成など全て自分で行わなくてはなりません。フランチャイズに加盟することによって取引先との商談もスムーズに行えることもあるので、加盟金などの開業資金と知名度などのブランド力とのバランスをみて慎重に選定していきましょう。
売上(収入)を上げるためのポイントとは
ネットショップ経営による収益を増やすコツは2つあります。
オーナー収入を増やすには、売上を増やして経費を抑えることです。経費の大部分を占めるのが仕入金額なので、いかに取引先から安く買い取り販売するかが重要と言えます。
しかし、あまり安く買いたたくと取引先との信頼関係がなくなり、先の仕入に影響するので仕入金額はお互いにWINWIN目指して話し合って決めます。
出店するネットショッピングモールによっては、販売手数料が売上の5~15%程度掛かります。
月商1000万円売れても、販売手数料などの必要経費を支払い実際に手元に残るのは1割くらいの100万円と考えて良いでしょう。
ここまで損して販売手数料が高い楽天やamazonに出店するのは、大勢の顧客を獲得するためで、販売手数料の掛からない独自のECサイトへ誘導するという目的もあります。
閲覧者数の多いネットショッピングモールは、売れますが販売手数料が高く、儲けが出づらいのが現状です。売る物にもよりますが、仕入に6割、人件費などの経費に2割、販売手数料に1割は掛かるので日販10万円でも1万円ほどしか儲かりません。
配送業者に支払う送料に関しても、荷物の量が多くなってきたら単価を下げてもらう交渉をしなくてはなりません。梱包資材も販売量が増えると共に結構な量を使います。効率よく梱包できるように工夫も必要です。
お客様の手元に商品が届いた時に、その商品が壊れていたら、当然交換を求められます。その破損が元からなのか、輸送中のものなのか、輸送後のものかによって、責任の所在が異なります。
製造元または卸業者から仕入れてお客様に発送する前にしっかりと検品を行い、輸送中に壊れないように丁寧に梱包して出荷をします。それを怠り壊れているものを販売すると返品や交換のコストをカバーするだけでなく、お店の信用が落ちてしまうので気を付けましょう。
自社製品の販売であれば在庫の確保は比較的簡単にできますが、仕入販売となるとそうもいきません。いつでも好きなだけ仕入れることができる定番商品であればいいのですが、そうでない場合は商品を確保しておく必要があります。
販売中の商品が欠品もしくは売切れでは、お客様からの信用を失い兼ねません。売場に表示してある商品の在庫情報を正しく把握することは、扱う商品数が増えるほどに難しくなるので工夫が必要です。